IQ Bot Extraction パッケージ

値を自動的に抽出する機能により、請求書からのコンテンツ抽出が強化されます。

ラーニング インスタンスは、コンテンツ抽出のためのサンプル ドキュメントのトレーニングを可能にする IQ Bot 環境です。ラーニング インスタンスを常に改良することで、本番環境全体にラーニング インスタンスを配置する前に、コンテンツ抽出精度を高めることができます。

IQ Bot Extraction パッケージは、ラーニング インスタンス (新規または既存) と事前トレーニング済みの機械学習モデルを組み合わせて、コンテンツを自動的に抽出します。事前トレーニング済みの機械学習モデルは、データ ポイントを使用して、サポートされているドキュメント タイプからコンテンツを抽出します。既存のラーニング インスタンスに追加のトレーニングを提供することで、他のドキュメント タイプからもコンテンツを抽出できます。

注: このパッケージは、Automation 360 v.26 から非推奨となっています。IQ Bot Document Automationでは、IQ Bot Extraction パッケージによって提供されるすべての機能を使用できます。IQ Bot Extraction パッケージからDocument Automationに Bot を移動するには、「IQ Bot Extraction パッケージから Document Automation への移動」を参照してください。

次の図は、IQ Bot Extraction パッケージ のワークフローを示しています。

IQ Bot Extraction ワークフロー

アーキテクチャの概要、デザイン、およびフォルダー構造の詳細については、カスタマー サクセス マネージャー (CSM) またはパートナー イネーブルメント マネージャー (PEM) にお問い合わせください。

IQ Bot Extraction パッケージの上位アーキテクチャ、設計概要、フォルダー構造 (A-People のログインが必要)

IQ Bot Extraction パッケージでは、以下の抽出方法が可能になります。

最小限のトレーニングでのコンテンツ抽出

IQ Bot Extraction パッケージは、最小限のトレーニングで、請求書や発注書などの特定のドキュメント タイプから値を抽出するように設計されています。
注: このコンテンツ抽出方法では、必ず ABBYY FineReader エンジン OCR 12.4 エンジンを使用してください。

さまざまな請求書から販売データを抽出するシナリオを考えてみましょう。データの抽出に使用する事前トレーニング済みのドメインまたはドキュメント タイプを選択して、ラーニング インスタンスを作成します。このシナリオでは、ドキュメント タイプを請求書として選択できます。このドキュメント タイプでは、コンテンツ抽出用の一連のプリセット フィールドが提供されます。参照用として、サンプルの請求書ドキュメントを必ずアップロードします。ラーニング インスタンス グループの追加トレーニングは必要ありません。IQ Bot Extraction パッケージを使用して、このラーニング インスタンスを Bot にリンクします。この Bot を実行すると、さまざまな請求書のプリセット フィールドに基づいて販売データを取得できます。

追加トレーニングによる抽出の強化

IQ Bot Extraction パッケージは、バックエンドのエンジンと IQ Bot サーバーを組み合わせて使用し、ドキュメント抽出を強化します。既存のラーニング インスタンスを使用して、利用可能なすべてのドキュメント グループ用に追加のトレーニングを提供できます。ラーニング インスタンス グループのさまざまなフィールドと検証設定をカスタマイズすることで、このパッケージ コンテンツ抽出を他のドキュメント タイプに使用できます。

重要: この パッケージ は、標準の Automation 360 IQ Bot インストールの一部として提供されません。このパッケージをダウンロードしてインストールするには、次のステップを実行します。
  1. Automation Anywhere サポート サイトからパッケージをダウンロードします。パッケージは、IQ Bot Installation Setup フォルダーにある .jar ファイルです。

    A-People ダウンロード ページ (ログインが必要)

  2. パッケージControl Room にアップロードします。

    Control Room に パッケージ を追加

開始前

  • サポートされている OCR を使用してラーニングインスタンスを作成します。
  • 一般的なレイアウトのドキュメントを選択します。

    事前設定されたモデルには、論理グループが含まれています。エラーのあるドキュメントが Success フォルダーに入らないように、デフォルトの検証ルールのために既存のグループを選択することが重要です。

  • Bot エージェント のバージョンが、前 2 つのバージョンより古くないことを確認してください。

    たとえば、Automation 360 v.23 ビルド 11513 (オンプレミス) にアップグレードする場合、Bot エージェント のバージョンが 21.82.10342 よりも古くないことを確認します。

    Bot エージェント の互換性」を参照してください。

IQ Bot Extraction パッケージアクション

データを抽出する Bot を構築するために、次のアクションを利用できます。
アクション 説明
IQ Bot 抽出 [IQ Bot ドキュメントを処理] アクション の使用」を参照してください。

IQ Bot Extraction パッケージを使用する方法については、次のビデオをご覧ください: