Workflow Designer を使用

Automation Anywhere は、ビジネス ワークフローの設計と改善を可能にする Workflow Designer ツールを提供します。Workflow Designer は、グラフィカル環境でワークフロー フロー図を作成し、これらのワークフローを使用して Automation Anywhere で自動化されるワークフローを構築、実行するのに役立ちます。

概要:

ワークフローは、ビジネスまたは IT のワークフローの概要レベルのグラフィカルな表示を、条件付きロジックやワークフローの流れの表現と共に表示したものです。ワークフローには、単純なものも複雑なものもあります。

Workflow Designer は直感的なドラッグ アンド ドロップ インターフェースを備えており、ワークフローを素早く設計できます。

ワークフローを作成しますか。

新しいワークフローを作成するには、次の手順を実行します。

  • [ツール] メニューをクリックして [Workflow Designer] を選択します。Workflow Designer には、次の設計オブジェクトがあります。
  • 開始: ワークフローの開始点です。各ワークフローでは、開始オブジェクトを 1 つだけ使用できます。
  • タスクを実行: 以前に作成されたタスク (.atmx ファイル) を実行します。次のワークフロー ステップに進む前に、[タスク実行] コマンドが完全に終了するまでワークフローは停止します。

    [タスクを実行] オブジェクトを挿入すると、成功および失敗の矢印が 1 つずつ表示されます。両方の矢印は、ワークフローを完了させるために必要です。誤っていずれかの矢印を削除してしまった場合は、[タスクを実行] オブジェクトの上にマウスを移動し、他方の矢印を引っ張って目的のオブジェクトに接続させます。

    注: タスクを右クリックしてメニューを表示させることで、[タスク実行] リストからタスクを編集できます。
  • 条件 (IF): 次のワークフロー ステップを左右する、イベント条件を提示します。条件の結果 (True または False) に基づき、ワークフローは適切なパスに沿って次のステップに進みます。

    条件付きオブジェクトを挿入すると、True と False の矢印が 1 つずつ表示されます。両方の矢印が必要です。誤っていずれかの矢印を削除してしまった場合は、オブジェクトの上にマウスを移動し、他方の矢印を引っ張って目的のオブジェクトに接続させます。

    [複数の AND または OR 条件を使用する]* - 同じコマンドに複数の条件を含める場合は、AND または OR 条件を含めることができます。

    * バージョン 7.5.2 以降で使用可能

    IF/ELSE コマンド」を参照してください。

  • 終了: ワークフローの終了です。ワークフローがこのオブジェクトに到達すると、実行が停止します。
  • 矢印: ワークフロー内のオブジェクトとパスを接続します。オブジェクトから矢印を挿入するには、マウスのアイコンが手のアイコンに変わるまで、オブジェクトの上にマウスを移動させます。
ヒント: ワークフローを実行する前、または Workflow Designer を終了する前に、必ずワークフローを検証します。検証により、ワークフロー オブジェクトが正しく接続されていることと、エラーがないことを確認します。

ワークフローの実行

Workflow Designer からワークフローを実行するには、[実行] をクリックするか、タスク リストでワークフロー ファイルをダブルクリックします。

Workflow Designer 内でワークフローを実行した場合、ワークフローで辿ったパスが Automation Anywhere に表示されます。たとえば、True または False の条件が発生しているかどうかを簡単に確認できます。

ワークフローの実行が完了すると、Workflow Designer には完全なパスが色で強調表示されます。

ワークフローの繰り返し

ワークフローを繰り返すには、[リピート] プロパティを使用します。ワークフローが再び実行されます。

ワークフローの E メール通知の送信

ワークフローの実行が完了したときに E メール通知を送信するには、[通知] プロパティを使用します。

ワークフローを画像として保存

ワークフローを画像として保存するには、[ファイル] メニューをクリックして [画像として保存] を選択します。

ワークフローの印刷

ワークフローを印刷するには、[ファイル] メニューをクリックして [印刷] を選択します。

実行するワークフローのスケジュール設定

Automation Anywhere スケジューラーを使用して、実行するワークフローのスケジュールを設定できます。「実行するタスクをスケジュール設定」を参照してください。

実行するワークフローのトリガー

トリガーを使用して、実行するワークフローのスケジュールを設定できます。「トリガー」を参照してください。

ワークフロー変数とタスク変数の関連付け

ワークフロー変数は、さまざまなタスクに関連付けることができます。関連付けられた変数は、[タスク実行] コマンドに明確に表示されます。

関連付ける変数はタイプのみが同じであればよく、変数名は異なっていてもかまいません。

ワークフロー変数とタスク変数を関連付けるための手順:

  1. [タスク実行] コマンドをクリックします。
  2. [タスクを選択] で [参照] を使用してタスクを選択します。
  3. アクションとして [変数を選択] オプションを使用します。
  4. [変数を関連付ける] セクションが表示されます。
  5. リストから [ワークフロー変数] を選択し、[タスク変数] のリストに関連付けます。

    関連付ける変数がたくさんある場合は、[クイック マップ] ボタンを使用します*。

    * バージョン 8.1 以降で使用可能

    タスクを実行コマンド」を参照してください。

  6. [タスク実行] > [変数] オプションを使用して、ワークフロー変数をタスク変数に関連付けます。

どちらのドロップダウンも、定義された変数の値型のみが表示されます。

  1. [追加] ボタンを使用して、ワークフローとタスクの変数の関連付けをさらに追加します。
  2. 関連付けを選択して削除するには、[削除] ボタンを使用します。

注:
  1. タスクの変数型やソースに変更があると、関連付けが無効になります。
  2. タスクのアプリケーション パスに変更があると、関連付けが自動的に更新されます。ただし、ワークフローを手動で保存する必要があります。
  3. これらのワークフローでは、適切なメッセージと共に [保存] ボタンが有効になっています。