オブジェクト クローニング コマンド

オブジェクト クローニング コマンドを使用すると、テクノロジー依存のアプリケーションを使用する タスク Bot または MetaBot ロジックを作成して再生できます。

再生モード

オブジェクト クローニング コマンドは、アプリケーションやブラウザからオブジェクトをキャプチャするために次の再生モードを提供しています。
オブジェクト
この再生モードは、最も正確かつ柔軟なモードでオブジェクトをキャプチャし、プロパティに基づいてオブジェクトを検索できます。この再生モードを使用して、Microsoft Windows、HTML、Java、Oracle EBS アプリケーション、 および Flex テクノロジーに基づいたオブジェクトをキャプチャできます。
座標
この再生モードを使用して、オブジェクトの座標をキャプチャします。このモードは、リモート デスクトップ ウィンドウや Citrix アプリケーションなど、キャプチャ テクノロジーに表示されないオブジェクトを含むウィンドウに役立ちます。
画像
この再生モードを使用してオブジェクトの画像をキャプチャし、Bot がキャプチャされた画像に基づいてアプリケーションやブラウザ内のオブジェクトを検索できるようにします。
このモードは、ドロップダウン メニューの下ボタンをキャプチャする場合に便利ですが、1 つのウィンドウに同じ画像のインスタンス (テキスト ボックスなど) が複数ある場合には制限されます。
Recommendation: オブジェクト クローニング コマンドを最適に作動させるため、デバイス ディスプレイ設定を 100%DPI に設定します。

オブジェクト クローニング および Web レコーダー コマンドを使用するタイミング

Flex、Silverlight、Java、HTML などのテクノロジーを使用する Windows アプリケーション内でオブジェクトをキャプチャする場合は、オブジェクト クローニング を使用します。Web レコーダー コマンドを使用して、Web ベースのタスクを自動化します。

オブジェクト クローニング は、Internet ExplorerGoogle ChromeMozilla Firefox などのブラウザで機能しますが、Web レコーダー コマンドは Internet Explorer ブラウザでのみ機能します。

Microsoft Edge ブラウザの自動化: 既知の動作

Microsoft EdgeMicrosoft Internet Explorer を使用して、記録されている自動化タスクを再生することはできません。また、オブジェクト クローニング では、1 つのブラウザで自動化を記録し、別のブラウザでその内容を再生することはできません。

Chromium ベースの Microsoft Edge では、Google ChromeMicrosoft Edge の両方を同時に再生またはキャプチャすることはできません。セッション中に Google Chrome ウィンドウがアクティブな場合は、Bot を作成または実行することはできません。

注: これは、2020 年 1 月 15 日以降の Microsoft Edge のアップグレードにのみ適用されます。

Version 11.3.2Citrix サーバー上のアプリケーションでの オブジェクト クローニング コマンドの使用

Automation Anywhere Enterprise Citrix と統合することで、リモート Citrix Virtual Apps サーバー上でタスクを実行する Bot を作成できます。Citrix との統合により、Citrix Xen Desktop 仮想マシンでの Enterprise クライアント のインストールおよびそれらの Citrix Xen Desktop 仮想マシンでタスクを実行する Bot の作成も可能になります。

コンポーネントおよびその分配の説明については、「Citrix 統合」を参照してください。「Citrix 用のリモート エージェントをインストール」および「Citrix 用のプラグインのインストール」をご覧ください。Citrix Receiver のインストールについては、Citrix のドキュメントをご覧ください。

Citrix Xenapp サーバーでホストされているアプリケーションからオブジェクトをキャプチャできない場合は、「Unable to capture an object from the application hosted on the Citrix Xenapp Server (A-People login required)」を参照してください。